世の中にまだ生まれていないお姿や題材も数多く手がけさせて頂き、お会いしたお一人お一人の人生、思い、希望をお聞きしながらまさに試行錯誤の連続で充実過ぎるほどの期間だったと思います。
精一杯の仕事がどれだけできたか振り返る機会にし、反省と今後の励みにさせて頂きたいと思います。
頬ずりしたくなるような素直な木、しゃべりすぎる木、
黙りこくって一途な木、人をよせつけようとしないわがままな木、いい木に出遭うことから僕の仕事は始まる。
永い歴史の中で多くの名作が残され、その造仏の精神は現代にも受け継がれています。
仏教美術は、信仰の対象としてのみならず、精神性豊かな美術として日常空間に於いて楽しむこともできます。
昨今のように世相が混沌としている中なればこそ、安らぎと癒しをもたらす仏教美術の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。